No.0037-A
純金製 文福茶釜香炉|宏采:原型制作
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★ 「文福茶釜香炉」の純金製です。
自然を感じ四季を想い起こさせる香りの世界では、香炉は香を焚く器です。
純度99.9%以上の純金を証する品質保証として造幣局にて ホールマーク を刻印。
ホールマークのデザインは、日本の造幣局の証明であることを示す日本の国旗「日の丸」の画像とひし形の中に金の品位(純度)を1000分率で表す数字を組み合わせた記号です。
太古から稀少性の高いゴールドは、世界に通用する資産価値の高い貴金属であり、長い年月を経ても変わることなくひときわ輝きを放つ美しい光沢のある黄金色の輝きは豊かさと永遠の象徴です。
文福茶釜(ぶんぷくちゃがま)は、日本中で語り継がれている昔話のひとつです。
むかしむかし、寺の和尚さんが趣味の骨董品集めで買ってきた立派な茶釜は、なんとたぬきが化けていた茶釜だったので、慌てた和尚さんは、ちょうど近くを通りかかったくず鉄やの男にその茶釜をタダでくれてやった。
やがて男にも正体がバレると、たぬきは正直に事情をすべてを話した。
茶釜に化けたまま戻れなくなり、このままでは仲間の元には帰れないという。
金のない男だったが、たぬきは自ら芸をして稼ぐからと男の家においてもらえることになった。
茶釜に化けたたぬきが芸をする見世物小屋は大繁盛。
たちまち男は裕福になったが、山に戻れないたぬきをいつも心配し元の姿に戻して山へ帰してやる方法はないかといつも考え、あれこれ試してみたが効果は出なかった。
「わたしが元の姿に戻ったら、あなたは今のようにお金を稼げなくなる。それでもいいのですか。わたしは今の生活が本当に幸せなんです。」と、たぬきも男を心配する。
二人の間には、お互いを大切に思い合う家族のような絆が生まれていた。
ある日、たぬきは高熱を出して倒れてしまう。
茶釜に化け続けていることで体に負担がかかっていたようだ。
男は看病しながら、たぬきにこう語りかけた。
「なあ、ぶんぶく。春になったら花見に行こうや。にぎりめしさ持ってな。さあ、これ飲んで早く元気になれや、ほれ、ぶんぶく。」
寝込むたぬきへ甘酒を持って行ったが、目は閉じられたまま二度とその目を開くことはなかった。
翌朝、男はたぬきの亡骸を寺へ運び、手厚く供養してもらった。
男はこれまでのことをすべて和尚さんに話し、茶釜はお寺に安置されることになった。
- Kousai -
昭和19年 富山県高岡市生まれ
昭和43年 日本伝統工芸展初入選 以後28回入選
昭和45年 日本伝統工芸金工展入選 以後13回入選
昭和49年 日本工芸会正会員認定
平成4年 日本伝統工芸富山展芳春賞受賞
平成13年 日本伝統工芸富山展・高岡市長賞受賞
平成18年 伝統工芸富山展・日本伝統工芸会賞受賞
平成22年 高岡市民功労者賞受賞
平成30年 瑞宝単光章受章
★ 本品は、数々の賞に輝く名匠 宏采(本名 佐野宏行)の作品をもとに高度な精密鋳造技術と熟練の伝統技術を持つ国内一流の製作工房が復元した稀少性の高い純金製の香炉です。
本体に作者「宏采」銘。
純金製品は、硬度が低く衝撃に弱い特性があります。
手入れをする際に誤って落としてしまい破損するケースもあり、落下しても破損しないように柔らかいものを手入れする場所に敷いておくと安心です。
傷がつきやすいため、薄い手袋をはめて金製品専用クロスやガーゼなどの柔らかい布で汚れを軽く拭くか、ぬるま湯で薄めた中性洗剤で洗浄し水ですすぎ水分をふき取り自然乾燥します。
上質な桐箱に納めてお届けします。
・本品はメーカーからの取り寄せ商品です。
・ご注文後、ご注文確認メールと振込先ご案内メールをお送りします。
・入金確認後、本品は緩衝材にて厳重に梱包して通常1週間以内にお届けします。
・発送完了後、商品発送メールをお送りします。
・製品仕様・在庫の確認など、ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。
・買い物ガイドはこちら
※在庫がない場合
・本品の在庫がない場合、恐れ入りますがお客様のご了承を得て本品の新品を製作します。
・貴金属製品の性質上、入金確認後にご注文の確定となります。
・作品により製作期間が異なります。お届け予定日はご注文時にご案内します。
・メーカーの製作工房は、ご注文分の原材料等を購入・加工して完成品までの生産体制に運用しており、製作を開始しましたら製作途中のキャンセルはできません。
・完成した新品は緩衝材にて厳重に梱包してお届けします。